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普段、フォルダーのコンテキストメニューから
contextmenu
[Open Git GUI here]メニューや、
[Open Git Bash here]メニューを使用していると思いますが、
ここから、コミット履歴 [gitk (gitコミットビューア)]を
開きたいと思ったことはないでしょうか。

"TortoiseGit" を入れてしまえば、簡単でしょうけど、
あえて"Git for Windows"を使用している人もいると思います。
方法を少し調べてみました。

説明は不要、とにかく設定したい方は、作ったツール

gitkのコマンドライン引数を確認
gitk Referenceで確認すると、
gitk [<オプション>] [<リビジョン範囲>] [--] [<パス>… ]
らしいのですが、
"Git for Windows"では、パスが指定できないらしく、
パスに移動してから、gitkを起動しているようです。

コンテキストメニューを確認
レジストリーから[Open Git GUI here]メニューを確認すると、
HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\git_gui
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\git_gui]
@="Open Git &GUI here"
"Icon"="C:\\Program Files\\Git\\cmd\\git-gui.exe"

[HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\git_gui\command]
@="\"C:\\Program Files\\Git\\cmd\\git-gui.exe\" \"--working-dir\" \"%1\""
のようになっています。
%1には、実行したフォルダー名が渡されると思われます。
これを真似すればよいわけです。

問題
%1で取得したフォルダーに移動したあと、
gitkを実行しなければなりません。
しかし、コンテキストメニューには、そんな機能はありません。
コンテキストメニューにバッチファイルを登録するのであれば、
@echo off

cd /d "%1"
"C:\\Program Files\\Git\\cmd\\gitk.exe" --all
とすれば良いはずですが、一瞬 cmd.exeが表示されてしまいますので
中間にツールをかませることにしました。

作ったツール
ツール gitk-menu.zip64bit OS, x64用
(32bitの方はいないよね)
C++ソースコード gitk-menu-src.zipどんな事してるか知りたい方向け

gitk-menu.zipには、下記の2つのファイルが含まれています。
gitk-menu.exegitk.exeと同じフォルダーに格納します。
例 C:\Program Files\Git\cmd\

違うフォルダーにする場合には、
gitk-menu.regの内容を書き換えてくださいね。
19KBと超軽量
gitk-menu.regエディターなどで記載されているパスを確認し、
実行して登録してください。
--allを指定していますが、
masterだけでよい方は、
--all の部分を
master に変えてみてください。

設定すると、下図のようになります。
contextmenu-2

ちょっと、使い勝手がよくなった。
よかったら、使ってみてくださいね。