検索してみると、
・デフォルト言語 (英語)
・Resources.resx (英語)
・Resources.resx (アメリカ 英語)
と記載されていることが多いですが、必ず、そうなるとは限りません。

なぜなら、
プロジェクトのニュートラル言語を、"日本語 (日本)" に設定すると、
Resources.resx は、"日本語 (日本)" のリソースして扱われるからです。

それでは、Visual Studioの画面をもとに説明いたします。

まずは、プロジェクトのプロパティ画面です。
1_csproj
[アッセンブリ ニュートラル言語]という項目があります。
これは、プロジェクトとして、標準のカルチャは何にするのかを選択します。

次に、Formの編集画面です。
2_form
Formのプロパティに[Language]という項目があります。
これは、このフォームで、どのカルチャ用のリソースを編集するかを選択します。

(Default) は、[アッセンブリ ニュートラル言語]で設定した、カルチャ用なので、
必要であれば、それ以外のカルチャ用のリソースを作成します。

最後に、Resources.resxです。
Resources.resx は、[アッセンブリ ニュートラル言語]で設定した、カルチャ用なので、
必要であれば、それ以外のカルチャ用のリソースを作成します。

上図では、
・ja "日本語" 用リソース
・en "英語" 用リソース
を作成しています。

・ja-JP "日本語 (日本)" 用リソース
・en-US "英語 (アメリカ合衆国)" 用リソース
ではないので注意

ちょっと、表にしてみました。
Resourcesは、存在するResourcesが使用されます。
存在しない場合、優先1 > 優先2 > 優先3 > 優先4という感じに、使用されます。
ニュート
ラル言語		アプリの
動作環境		優先1
Resources		優先2
Resources		優先3
Resources		優先4
Resources		表示される
言語
(なし)英語 (米国以外).en.resx.resx英語
英語 (米国).en-US.resx.en.resx.resx米語
日本語 (日本).ja-JP.resx.ja.resx.resx日本語
英語,日本語以外.resx記載の言語
英語
- en		英語 (米国以外).resx.en.resx英語
英語 (米国).en-US.resx.en.resx.resx米語
日本語 (日本).ja-JP.resx.ja.resx.resx日本語
英語,日本語以外.resx英語
英語 (米国)
- en-US		英語 (米国以外).en.resx.resx英語
英語 (米国).resx.en-US.resx.en.resx米語
日本語 (日本).ja-JP.resx.ja.resx.resx日本語
英語,日本語以外.resx米語
日本語
- ja		英語 (米国以外).en.resx.resx英語
英語 (米国).en-US.resx.en.resx.resx米語
日本語 (日本).ja-JP.resx.resx.ja.resx日本語
英語,日本語以外.resx日本語
日本語 (日本)
- ja-JP		英語 (米国以外).en.resx.resx英語
英語 (米国).en-US.resx.en.resx.resx米語
日本語 (日本).resx.ja-JP.resx.ja.resx日本語
英語,日本語以外.resx日本語

*米国 - アメリカ合衆国
*米語 - アメリカ英語

なので、
日本語と英語を用意したい場合には、
・ニュートラル言語から"(なし)"を選択
・Resources.resxに英語のリソースを記載
・Resources.ja.resxに日本語のリソースを記載


将来も日本語しか使用しない場合には、
・ニュートラル言語から"日本語" または "日本語 (日本)"を選択
・Resources.resxに日本語のリソースを記載


日本国とアメリカ合衆国だけ母国語、スペイン語圏はスペイン語、それ以外は英語にしたい場合には、
・ニュートラル言語から"英語" または "(なし)"を選択
・Resources.en-US.resxに米語のリソースを記載
・Resources.ja-JP.resxに日本語のリソースを記載
・Resources.es.resxにスペイン語のリソースを記載


いかがでしょうか