MiniTool Partition Wizard 無料版 を使用してみました。



以前は、
  • マルチブートのために、パーティションを分けるとか
  • パーティションの容量が足りなくなって、パーティションサイズ変更とか
を行うために、
PowerQuest社のPartitionMagic を使用しておりました。
(Symantec社に買収されてからは、だんだんサポートされなくなったので、当時は結構困ってました。)
そんな所、各社で無料版の パーティションソフトウェア が出てきたので、
大変助かった記憶があります。

最近は SSD の登場や、HDDの大容量化 が進み、
めっきり使用することがなくなりました。なので、現在における、
パーティションソフトウェア の位置づけを見ていきたいと思います。


まずは、インストールから

1.インストールを起動すると、下図が表示されます。
[日本語]が選択されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。
Install-1

2.[プロ デモ版]を使用するか、[無料版]を使用するかの選択です。
無料版で使用できない機能 を使用したい場合には、[プロ デモ版]
それ以外 であれば、[無料版] を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
(プロ デモ版の制限などは確認できておりませんので、ご使用の方はご確認ください。)
Install-2

[MiniTool Partition Wizard Free]のチェックは外せません
[次へ]ボタンをクリックします。
Install-3

インストール先を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。
Install-4

インストールが実行されます。
Install-5

インストールが終了すると、下図の画面が表示されるので、[完了]ボタンをクリックします。
Install-6


つぎに、どんな機能があるか、画面を見ていきます。

メイン画面になります。
メイン画面
左のペインに、[ウィザード], [ディスク変換]などが並んでいます。
[ウィザード]は、右のペインの選択状態に関係なくのですが、[ディスク変換]以下は、
右のペインの選択状態によって項目が変わるので、
パーティションソフトウェアを使用したことがない人だと、
少しわかりづらい かもしれません。

画面の流れとしては、左から右へ、上から下へ 流れる方が良いので、
  • ウィザード は、ツールバー にあった方が良いと思います。
  • ディスクまたは、パーティションを選んで、何らかの操作を選択
    という流れになるので、[ディスク変換]以下の操作 は、
    右側にあった方が良いと思います。

あくまで、個人的な意見です。


下図が、ディスクを選択したときに表示される項目です。
無料版の制限 について、画像に加筆しています。
(選択したディスクの状態により表示項目が変わるので、画像を合成して表示しています。)
メイン画面_ディスクメニュー


下図が、パーティションを選択したときに表示される項目です。
無料版の制限 については、画像に加筆しています。
(選択したパーティションの状態により表示項目が変わるので、画像を合成して表示しています。)
メイン画面_パーティションメニュー

[ディスク]も[パーティション]もメニュー項目が多く
無料版でできるものできないもの が判別できないので、
項目名の後ろ制限内容などを追記 してもらえると、
親切 かもしれません。

あくまで、個人的な意見です。


あと、不具合だと思いますが、
FATパーティションドライブ文字 がついていないと、
[FATをNTFSに変換] 項目が 表示されませんでした



現在における、位置づけについて記載します。

冒頭でも書きましたが、
現在では、
  • マルチブートのために、パーティションを分ける
  • パーティションの容量が足りなくなって、パーティションサイズ変更
などの用途では使用されなくなったと思っています。

用途として、
  • 速度改善 のため、OSディスク を、HDDからSSDに移行 する
  • データディスクが 古くなった ので、
    安心 のために 新しいディスクと交換する
    もしくは、
    データディスクの 容量不足 のため、大容量ディスクと交換 する
というのが、
現在の パーティションソフトウェア の位置づけになるのではないか
と思っております。

しかし、SSDを購入した場合、
HDDからSSDに移行するソフトウェアが付属していることが多く、
有償版のパーティションソフトウェアを
わざわざ購入するメリットがないのが現状です。

ただ、2009年からずーとメンテナンスされてきたソフトウェアですので、
信頼性は高い と思っております。私も過去何度か、実際に使用しました。
大事なデータを扱う のであれば、何かあったとき に、
有償版に移行できる製品を使用しておいたほうが、良いと思われます。



では実際に、データディスクを別のディスクに移行してみたいと思います。

1.右のペインから、データディスクを選択します。
ここでは、"ディスク 2"になります。
DiskCopy-1

2.左のペインから、[ディスク変換] - [ディスクコピー]を選択します。
DiskCopy-2

3.下図のようなダイアログが表示されるので、
コピー先を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
ここでは、"ディアス 3"になります。
DiskCopy-3

4.大容量のディスクに移行するなら、[1]を、
同容量のディスクに移行するなら、[2]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
DiskCopy-4

5.[完了]をクリックします。
DiskCopy-5

6.左のペインの[適用]ボタンをクリックします。
DiskCopy-6

7.下図のようなダイアログが表示されるので、[はい]をクリックして、実行します。
DiskCopy-7

8.処理中ですので、しばらく待ちます。
DiskCopy-8

9.処理が終了すると、下図のようなダイアログが表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
DiskCopy-9

(ディスクを交換の場合)
A.メインの画面に戻ると、コピーしたディスクのパーティションには、
ドライブ文字が割り当てられてしまっているので、
この場でドライブ文字を変更するか
ファイルなどがロックされて変更できないときは、
PCを落として、"ディスク 2"と"ディスク 3"を交換したあと、
PCを起動後に、ドライブ文字を変更する必要があります。
DiskCopy-A


いかがだったでしょうか。

もし、何かディスク周りで不安などありましたら、
パーティションマネージャーとして、検討してみたはいかがでしょうか